歯周病は、歯肉炎と歯周炎の総称で、歯を支えている組織の病気です。進行すると歯を支える骨(歯槽骨)が破壊され、ぐらぐら咬めなくなり、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。また、歯周病はお口の中だけでなく、全身にもさまざまな悪影響を及ぼします。歯周病は、「サイレントディジーズ」と呼ばれ、初期の状態ではほとんど自覚症状がありません。歯ぐきが腫れた、歯が動いて咬みにくいなどの症状が出てくると、治療も長期間になることが多くなります。早期発見早期治療とよく耳にしますが、歯周病専門医を受診して、初期の状態で治療を行い、定期的なメンテナンスを受けていただくことをお勧めします。結果的に治療回数も費用もかからないのです。残念ながら進行していた場合は、私たちと一緒に歯周病を治していきましょう。
歯周病やむしばによって歯を失ってしまった場合、放置すると隣の歯が傾いたり、かみ合う歯が伸びだしてきたりします。少し前までは、両隣の歯を削るブリッジ、取り外し式の義歯などの治療法が選択されていました。初めて臨床応用されてから40年以上歴史があるインプラントは、現在では特別な選択肢ではなく、歯を失った場合の当然検討されるべき治療法のひとつであると考えられています。インプラント治療は、健康な歯を犠牲にすることなくかみ合わせを回復できるのです。
美しく健康な歯と歯ぐきは、美しい笑顔をつくり、その人を精神的にも豊かにすることでしょう。審美歯科治療の材料と技術の進化により、より自然な笑顔をつくることができるようになりました。
むしばとは、細菌が糖を利用して「酸」を作り、その酸によって歯が溶かされる病気です。むしばの大きさによって治療法は様々ですが、できるだけ歯との継ぎ目がなくなるよう治療します。治療後は、その歯が再びむしばにならないようメインテナンス治療を受けて頂くことをお勧めします。
矯正歯科の先進国であるアメリカやヨーロッパでは、成人前に40%もの人が矯正治療を受けています。矯正治療は、きれいな歯並びをつくるだけでなく、歯を磨きやすくすることにより、歯周病やむしばになりにくくすることができます。また歯周病が進行すると、歯の位置がずれてくることがあります。適切な歯周病治療を行い、矯正治療を行うことで、歯にかかる負担を減らすことができます。
どんなにきれいな被せものを装着しても、歯との継ぎ目は存在します。歯ブラシが届く所であればある程度きれいになりますが、毎日100%きれいにすることはできません。そこで数ヶ月に一度、歯科医院でチェックを行い、お掃除をしてもらいましょう。治療結果が長持ちするためには、磨きにくい所などの歯石を除去するなどのメインテナンス治療が必要です。
顎関節症治療、親知らずの抜歯などを行います。大学病院と連携して治療を行う場合もあります。